1996年2月某日 − 笑っていいとも! テレフォンショッキング(ゲスト:小沢健二)
(略)
- タモリ(以下「タ」)
- 「最近ね,ホントにね,歌の歌詞で『あぁ』ってなった人っつうのはね,この人しかいないのよ。」
- オ
- 「それが,だから,何か僕は,ほんと,そうだなぁ,音楽とかは,ぜんぜん年の差とかは何にもないんだろうなって思っていて。で,絶対,この世代に向けてとか,そういんじゃない,僕は,少なくともそういんじゃないですから。そしたらタモリさんが,ああいうことを言ってくださって,ほんと嬉しかったですね。」
- タ
- 「あれ*1はねぇ,本当に,驚いたのよね,最近では。」
(略)
- タ
- 「よく考えられた作品だよね。あのね,まぁ,いろいろ優れてるんだけども,一番,俺,一番驚いたのは。」
(略)
-
- 「道を行くと,向こうに海が見えて,きれいな風景がある。そこまでは,普通の人は書くんだけれども。それが『永遠に続くと思う』というところがね,それ凄いよ,凄いことなんだよ,あれ*2。」
- オ
- 「ほんっと,ありがとうございます。ぼくは何かね,きいてて,何ていうのかな,たとえば,今,お昼休みで,こう,笑っていいともで,ウキウキウォッチングしてるところと,その,何ていうか,人生の秘密とは,生命の神秘とか,永遠とか,そういうのが,ピュッとつながるような曲が書きたいんですよね。それで,だから,ねぇ,んー」
- タ
- 「だから,まさに,あのフレーズがそうなんだよね。あれで随分,やっぱり考えさせられたよ。あれは,つまり,あれは,生命の最大の肯定ですね。」
- オ
- 「ものすごい,かたい話になっちゃった。」
- タ
- 「ものすごい,かたい話になるけども。そこまで俺は肯定できないんだよね。」
- オ
- 「んー,そうなんですか。でも,ボクもねぇ,そんなわかんないんですけど。でも,何か,うーん,たとえば大学とかで勉強したりとか,あと,普段,やなことあったり,いいことあったりするんだけど,それをギュッと,このぐらいまでは,結構ありました,いちいち報告するようなものが書きたいなって思って」
- タ
- 「なるほどねぇ。(略)」
(略)
- タ
- 「いやいや,期待してますよ,いつも観てますからね。」
- オ
- 「ありがとうございます。なんか,すみません。お昼休みっぽい話じゃなくって。」
(略)