平成16年11月1日/意見提出

 次のとおり、三重県総合企画局企画開発室あてに、意見提出いたしました。

(p.1)今後の取組については、<中略>「新しい時代の公」推進調査委員会、県職員による「庁内検討会」、県民同士で議論を深める「ネットで県民参画」等を設け、多方面から検討を進めています。

 ⇒「新しい時代の公」推進調査委員会の議論は、三重県庁サイト上に掲載されていますが、なぜ県職員による「庁内検討会」での議論は、公開されていないのでしょうか。「検討状況報告」であるならば、県職員による検討・議論も報告して、情報を共有するようにしたほうがよいと意見します。
 また、いわゆる一般市民の声がほとんどないのではないかとの疑問があります。このパブリックコメントにしても、ある程度、関心を持つ人からしか期待できないと考えられます。巻き込むべきは、あまり関心を持たない人、無関心でいる人のはずでしょうから、そうした人びとに対する呼びかけ働きかけを工夫する必要があるものと考えます。

(p.4)行政のあり方を見直すことも求められます。

 ⇒具体的にはどのようなことを行政の側が考えているのかについて、ある程度は明らかにしてほしいと期待します。

(p.6)県民と行政の役割分担の考え方

 ⇒あまりにも抽象的すぎる説明であるように感じます。まだ具体的なものは出すことができないのかもしれませんが、イメージが浮かびにくいので、少なくともひとつふたつは具体例を出すべきであると意見します。

(p.7)県の役割かどうかの考え方

 ⇒県と市町村との意見交換の前に、その市町村は、当該市町村民の意識やニーズを把握できていることが前提となるべきだと考えます。あくまで県と市町村は対等の関係であるはずですので、そのことについて県から指導することは不可能でしょうが、市町村が当該市町村民の意識・ニーズを把握することに対する支援も必要になるのではないかと意見します。

(p.7)開かれた自治体として取り組む3つのポイント

 ⇒そもそも、こうした開かれた自治体として取り組むポイントについて、県庁内での情報共有をどう行うかのシステムづくりが必要となるのではないかと考えます。また、積極的な情報公開・情報提供は、「県から始める」とあるが、これは、あくまで県庁組織としてのものしかないということでしょうか。県職員個々人からの情報提供も考えるべきと意見します。