沖縄県 稲嶺惠一知事 「沖縄が世界の架け橋となるために」
全国知事リレー講座。2ケタのりましたね。本日は、事前によせられた質問への回答を中心に、とのこと。全部で40コほどの質問があったそーです。
※以下は、個人的なメモとまとめです(あくまで【情トラ】管理人の個人的ノートですので、事実誤認等あればゴメンナサイ。)。
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- 「県政としては、基地問題をどうやってうまくやっていくのか」…前知事の太田さんは副知事に保守を配した。全県民党でいかねばならないと考えている。
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- 「普天間基地問題について」…閉塞感がある。だからこそ、まじめで、何の色もついていない私が出馬することになった。
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- 「国際親善について」…すべて、ひとつひとつが違うということを、お互いに認め合うことが必要である。
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- 「道州制について」…九州と沖縄では違うということは、考えておかなければならない。
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- 「平和の石地について」…自分を中心にすえずに、米英韓日みんなを同一に氏名を刻んでいる。民族、宗教、風俗、習慣、考え方が違うのは当然のことであり、それを認める「寛容の心」が大切である。
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- 「沖縄経済について」…沖縄の経済状態は厳しいが、多くの人が夢や期待を抱いて訪れてくれる。これは、心の癒し、安らぎを求めてのことであると思う。沖縄の「テーゲー(大概)主義」というものが経済的合理性からすると「?」かもしれないが、よい方向に導いてくれるのではないか。
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- 「観光について」…観光は、これからは環境の問題も出てくることになる。対策として、すべてを守ることはできないかもしれないが、守るべきところは徹底的に守るという姿勢が大事ではないか。なお、国際的な観光を推進していきたいと考えている。サミットの開催のおかげで、国際的にも有名になったと思う。
■【情トラ】感想
「物事は、総論で考えるとわかりやすいが、各論は難しい。だが、難しいからといって先送りにしては駄目なのであって、白か黒かではなく、どれがベターかを拾い上げていくこと、一歩一歩できるものからやることが大事なのである」とのお話は、その取組みすべてに共通する思いのよーで、知事としての姿勢を明らかにしてもらえた気がしました。
それと、やはり米軍基地問題については、現地の人びとだけが当事者なのではなく、国民ひとりひとりが当事者なのであるとの主張。まあ、イロイロと問題はあるとは思いますが、他人事としてしまわずに、できることから一歩ずつやれることを探していくことが国民ひとりひとりに必要なのでしょう。
【情トラ】は、沖縄に1回訪れたことがあるのですけど、「多くの人が夢や期待を抱いて訪れ」るのだろうということには同意。【情トラ】も、もー1回ゆっくり行きたいもんね。車で本島をグルっと1周したいです。