Harnoncourt in Kyoto

白鳥の湖(ホントは池)

 「第21回京都賞記念ワークショップ−思想・芸術部門」のシンポジウム「アーノンクール イン 京都」に行ってきました、芸術の秋ということで。会場の国立京都国際会館の周辺も、少しずつ色づいてきておりヨイ感じ。庭園の池には、白鳥が優雅に水面をただよっていました。
 で、お目当てのニコラウス・アーノンクール氏による京都フィルハーモニー室内合奏団*1との「公開演奏指導」。曲目は、「モーツァルト 交響曲第33番 変ロ長調 K319」より。
 様々なたとえ話や熱の入ったゼスチャーを織り交ぜた、ユーモア豊かな指導が1時間ほど続き、タイヘン興味深くオモシロイ時間が過ごせました。ホントにアッという間であって、アーノンクール氏も、残り時間あと5分ほどの際に「マダ30分あるよ!」なんて言っていたぐらい。「イヤイヤもう時間はありませんよ」などとツッコミいれられていましたが。
 【情トラ】はまったくもって素人なのでありますが、そうした素人が印象に残った言葉は次のようなもの。「上品すぎる、もっとロマンチックに」、「すべてのリズムは歩き方から」、「シンコペーションはアップではなくダウンで*2」。
 あと、ゼンゼン違う話ではありますが、何となく思ったこと。世の中には「エアギター(air guitar)」っつーモノがあるわけですが、いわば「エアコンダクト(air conduct)」なんてモノの大会を開いてもめちゃくちゃオモロイかもしれませんね。指揮というものは、ホンマに全身全霊をかけた表現ともいえるような気がしたものですから。しかし、「エア・コンダクト」では、「エアコン・ダクト」と間違えられちまうかな。ならば、「エアコンタクダー(air conductor)」か?

*1:なんとNPO法人なのです。珍しいんやないかな。

*2:弦楽器の奏法に関すること