パブリックコメント・カレンダー090308

 昨今の景気後退を受けて、企業の資金調達は極めて厳しい状況となっており、特許権の取得についても、その資金的な負担から悪影響が想定される。しかし、研究開発成果としての特許権の取得は、イノベーションのサイクルを円滑に循環させる上で極めて重要な投資であり、景気後退によって徒に審査請求が抑制されると、イノベーションの創出を阻害するおそれがある。
 そこで、企業の資金的な負担を軽減するための緊急的な対策として、審査着手前の一定の期間、審査請求料の納付繰延を認めることとする。