パブリックコメント・カレンダー090317

 穀物等の国際価格は2006年秋頃から上昇基調で推移し、世界の栄養不足人口を増加させ、急激に上昇した2008年前半には世界各地で暴動等を引き起こすとともに、我が国においても国民生活や畜産農家の経営に大きな影響を与えた。現在の穀物等の国際価格は最高値に比べ低下しているものの、依然、従来に比べ高い水準にある。穀物等の国際価格の高騰の背景には、穀物市場への投機資金流入といった要因のほか、開発途上国の経済発展による食料需要の増大等の構造的な要因があると考えられ、世界の食料生産を促進する努力が求められている。