これからの市民参加について

■私が考える市民参加とは、市民一人一人の発想を具体化する取組に始まり、その成果がより多くの市民参加を呼び、その新たな参加が更なる発想の拡がりにつながるという循環を作り出す営みである。
■私個人が各府県パブリックコメントへの意見提出を重ねる中で実感したこの定義に基づき、これからの市民参加を考えると、地元大学や高校・中学等の学生や生徒等の発想を積極的にその循環に含めることがひとつの在り方として考えられる。若年層に市民参加を通じて地域生活の現実を理解してもらうことは、社会教育の一環であり、将来のより大きな循環を育むことにつながる。そして、情報を提供する行政にとっても、生徒らが理解できるようにする必要があるため、PR技術が向上し、より多くの市民参加が呼び込めるという利点があると考えられるのである。
■具体的には、パブリックコメントの通知を各学校図書館に配布する試み等が考えられよう。