裁判員(あなた)が有罪、無罪を決める/九州大学法学部刑事訴訟法ゼミナール

 いやー、非常に興味深かったですよ。
 裁判員(あなた)が有罪、無罪を決める―実践ガイド模擬裁判員裁判 裁判員(あなた)が有罪、無罪を決める―実践ガイド模擬裁判員裁判九州大学法学部刑事訴訟ゼミナール
 〝市民から無作為で裁判員を選定し、審理・評議までを試みた模擬裁判。裁判員は何を考えどう判断したか、そのすべてがわかる貴重な記録。〟とありましたが、事案もきちんと考えて用意され、また、他にあまり例がない実情を鑑みれば、その謳い文句にも偽りナシという内容だったように思います(そりゃー細かいところでツッコミどころがないわけではありませんがね。)。
 具体的な指摘はしませんが、私の判断は「有罪であることに合理的疑いが残る(=合理的な疑いを越える程度に検察官が有罪であることを証拠によって証明しているとはいえない)」として『無罪』でした。