テーマ案として
とりあえず、ひとつ考えていたもの。A4ペーパー1枚にまとめていたものですわ。
■民主主義の意味を辞書でひくと
『〔democracy〕人民が権力を所有し行使するという政治原理。権力が社会全体の構成員に合法的に与えられている政治形態。ギリシャ都市国家に発し、近代市民革命により一般化した。現代では、人間の自由や平等を尊重する立場をも示す。(大辞林)』
つまり、民主主義とは、人民が権力を持つということ。しかし、「人民」とは誰かというと、現状の政治等では多数決原理がものを言い、少数派の意見は採用されるとは限らない。また、多数派の中にも様々な考えが存在するが、それらは必ずしも政治等に反映されていない。「民衆が権力を持つ」と言いながら、実際は、ある一部のひとびとの利害だけによって、現実が動かされているのではないか。だからといって、全てのひとびとの意見を採用することもできない。ならば、それを人民が容認しているとして支障はないのか。
■市民参加とは
ある共同体の運営が、当該共同体に所属するひとびと(これを「市民」と表す。)の意思に基づいて行われることを目的とするものであって、共同体運営の各過程への市民の参加と、公益的な目的をもって市民が自主的、自立的に取り組む活動の2つの側面をいう。これらはいずれも民主主義がより機能するための役割を担うものではないか。
■(参考)
パブリック・コメントを検討課題のひとつにとりあげるとして、例えば次に掲げるような論点が考えられる。
(1)そもそも何故このような制度が求められるのか。
(2)何をその対象とするのか(政策、行政計画、条例案、行政評価等)。
(3)誰をその対象とするのか(地域内外住民、未成年、専門家、企業等)。
(4)提出された意見をどのように政策等に反映していくのか。
(5)住民の代表機関である議会との関係はどう考えるのか。
(6)住民投票と区別すべきところと連携できるところはないか。
(7)国、都道府県、市町村の各単位で対象等が異なることがあるか。
(8)専門的にパブリック・コメントに取り組むNPOの可能性はないか。
(9)果たして、現状の制度・運用に行政も住民も満足しているのか。
(10)改善する点はないか。どうしたら市民により関心をもってもらえるか。
(11)市民からその他の市民にパブリック・コメントを求めることは可能か。
(12)その他