2004-06-01 読売新聞編集委員 梶原誠一氏 「町村合併と地方自治」 governor 全国知事リレー講座。今回は特別編で、知事でも市長でもない、首長ではないけれども地方自治のいろいろな実態をご存知という梶原氏。平成大合併の概要と課題ということで全国のさまざまな市町村合併のゴタゴタ話を紹介してもらったという感じでした。 ■合併で日本社会の何が見えるか 地方自治を理解せず、リーダーシップなき首長、議員が続出しているもの 鳥取県智頭町の事例(2回の住民投票では合併賛成との結果だったにもかかわらず、町長はもともと反対であったため辞職。その後の町長選挙には、いずれも賛成派が立候補。) 栃木県日光市 兵庫県上郷町 自主合併ゆえの地域エゴが噴出するもの(裕福な自治体が合併を拒否するもの。→ナント地方交付税不交付団体103市町村全てが市町村合併を拒否しているとのこと。) 滋賀県栗東市 鳥取県日吉津村 信頼がない地方議会となっているもの 秋田県大仙市 香川県東かがわ市(44人の議員が誕生し、給料も倍になる者もでてきたため、リコール運動が発生したとのこと。) 山口県周南市 合併への関心から自治意識が芽生えつつあるもの 鹿児島県下甑村 徳島県宍喰町 ※参考 http://osaka.yomiuri.co.jp/chiji/ch40607a.htm