第3日目

  • 講評などなど

 それぞれチームごとに熱意と特徴があってオモシロカッタなぁーというのが、率直な感想。以下は、各チームのテーマと発表内容に対して、【情トラ】が感じた(考えた)質問事項です(←ある意味ヒネクレタ考えをあえて含ませていますので、私の個人的な意見/見解から考えた質問であるとは限りません。それに私が自分でシツコク言っていたよーな「簡潔」な質問ではありません(笑))。


■Aチーム 「地球規模の環境問題は解決できるか?(世界各国の環境対策とその事情)」

    • 地球環境問題は一国だけでは解決できない問題として、世界各国の環境対策について調査されているが、現在、国ではない、NPO/NGOによる取組みも大きな影響力をもっているのではないか。
    • 具体的な取組みとして、環境税の導入などによる「二酸化炭素の排出を規制する政策」を行うことを第一とするのか、それとも「技術革新への投資や発展途上国への技術移転」などを積極的にやることを第一とするのか。 また、前者は経済成長を停滞化するのではないか、後者はコスト負担をどうするのか、といった問題点があるのではないか。
    • 「日本は環境問題解決のために世界のリーダーシップをとるべき」とするが、それは日本の誰がとるのか?(政治家?官僚?企業?大学?NGO?自治体?一般市民?) また、それがひとつに限られないとして、日本のなかのネットワークづくりはどう行うのか?
    • (個人的な)参考図書

 京都議定書は実現できるのか CO2規制社会のゆくえ (平凡社新書) 「京都議定書は実現できるのか CO2規制社会のゆくえ (平凡社新書)
 地球温暖化問題の再検証 - ポスト京都議定書の交渉にどう臨むか RIETI経済政策レビュー 10 「地球温暖化問題の再検証 - ポスト京都議定書の交渉にどう臨むか」
 環境危機をあおってはいけない 地球環境のホントの実態 「環境危機をあおってはいけない 地球環境のホントの実態


■Bチーム 「社会における個人資源のあり方」

    • 個人も重視することになると、いわゆる「トカゲの尻尾切り」のように、結果責任についても全て個人の自己責任になるということにならないか。とすると、逆に何もやらない、起こさないという姿勢につながるのではないか。
    • 具体例の報告から、一般的・普遍的な提言へとどのようにつなげていくのか。
    • (個人的な)参考 ⇒ 「踊る大捜査線」。これこそ、「組織と個人のあり方」を描いている典型例ではないか。なお、ここでは、室井(キャリア官僚)は、青島ら(ノンキャリ)に向かって、「それぞれの判断に基づき行動せよ。責任は私がとる!」と責任の所在をはっきりさせている。 また、青島は次のようなことも言っている。「刑事がみんな自分が正しいと信じたことを出来るようになるには、組織を変えられる力を持ち、同じ気持ちの上の人間が必要だ。」 このような「上に室井さんがいてくれるから、俺らは頑張れるんだ。」といった相互の信頼関係を形成することこそが何らかのヒントにもなるのでは。


■Dチーム 「コンプライアンスにみる遵法意識および倫理観の涵養の手法について」

    • 法の内容が不当であるときはどうするのか。 例えば、『週3回洗浄しなければならない』と法で規定されているが、実際は『週5回洗浄しなければ意味がない』ときでもに、法を守りさえすればよいと考えるわけにはいかないはず。 そのような場合に、立法に対して提言できる機会や制度が必要とならないか。 また、逆に『週1回で問題ない』ときにでも、コストを負担してでも法を守らなければならないのか。 そのような場合には、法の内容が不当だと異議申立てできる機会や制度が必要とならないか。
    • そもそも、どのような法の適用があるのかについて、各企業等は把握しているのか? 行政側のノーアクションレター制度の充実が必要となるのではないか。
    • (個人的な)参考図書 ⇒ 「地方自治職員研修」臨時増刊号/自治体力としての職員力〜コンプライアンスと協働の職員論


■Eチーム 「公共の選挙PRについて−選挙PR(イベント・広告)をかえよう!」

    • そもそも、選挙啓発のPRって必要なのか。まずは、どういう理由で必要とされるのかをハッキリさせたらどうか。
    • 最も切実なのは、無党派層の掘り起こしに期待をかける候補者なのではないか。アイデアを尋ねるべきも、そのような候補者に対してが有意義なのではないか。
    • 公平性の確保は、どのように行うのか。様々なアイデアが出るほどに、反発を伴う事例も増えるのではないか。(例えば、2004/06/25 岩手県選管が選挙啓発PRを中止
    • 外国では公的機関による選挙啓発のPRを行っているのか。
    • (個人的な)参考サイト ⇒ 神奈川県選挙啓発研究会/審議録
    • (個人的な)参考図書 ⇒ アメリカ政治の現場から


■Fチーム 「これからの日本の教育はどうあるべきか」

    • 教師への教育はどうするのか。
    • 教師同士の連携やチームワークに問題はないのか(教師って個々人で孤立している印象がないか。)。
    • 小学校、中学校、高校、大学、社会人教育、生涯学習、公立学校、私立学校、学習塾、予備校、専門学校など、教育機関にもいろいろあるが、すべてに通じる「あり方」を検討するのか。
    • (個人的な)参考図書

 調査報告「学力低下」の実態 (岩波ブックレット) 「調査報告『学力低下』の実態」
 クニミツの政(まつり) (13) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (3252巻)) 「クニミツの政
 ドラゴン桜(1) (モーニング KC) 「ドラゴン桜」 

 
■Gチーム 「日本のシルバーライフを充実させるためには」

    • 家族の役割を強調する意見もあるが、どう考えるか。
    • 健康面からも、人とのつながりの面からも、シルバーライフを充実させるために、スポーツが果たす役割は大きいのではないか。
    • シルバーライフにおける仕事(労働)は、どうあるべきか。
    • (個人的な)参考サイト ⇒ All About Japan >> シニアライフ


■Hチーム 「名古屋市長選挙にむけたマニフェストづくり」