第20回京都賞記念講演会

 行ってきました。お目当ては、稲盛和夫氏を拝見することと、ユルゲン・ハーバマス氏の受賞者講演です。
 とは、言っても、あとのお二方の受賞者の講演がどーでもいいってわけではなく、特にアラン・カーティス・ケイ博士の講演は、画像や動画を多用したもので、めっちゃ引き込まれてしまいましたし、アルフレッド・ジョージ・クヌッドソン Jr.博士も、80歳をこえているとは思えないほどのお元気さが印象的でした。
 そして、ハーバマス教授の講演については、その業績や研究、理論の紹介ではなく、ハーバマス氏自身の生い立ちに関するお話を聴け、こういったことがあったからこそ、このような考えを示してきたのだ、といった基本的な枠組みの基礎部分を垣間見た気がして、なかなか興味深いものでした。
 それにしても、いしいひさいち氏の描いたハーバマス氏とやっぱ似てるなぁってことが気になった【情トラ】でもありました。
現代思想の遭難者たち 現代思想の遭難者たちいしいひさいち