【おべんきょ情トラ】身につくロースクール/準備編1

 【情トラ】の新コンテンツ。まだ、どんな感じにするかは、決めていないのですが、せっかく今年の4月から「某」法科大学院に進学するのですから、残せるものは残していきたいし、「情報提供、情報共有、情報循環」っていう本体サイトの理念の実践(!?)っつーわけでもあるのです。試行錯誤しながら、エントリを積み重ねていきたいでっす。 

◆略称は、ぜひ“みにつくロースク”でお願いしたい。“みにロー”というのは今ひとつである。*1 犬は吠えるがキャラバンは進む小沢健二


 最初のエントリである今回は、法科大学院入試に向けて、【情トラ】が気をつけたことなど。「適性試験」編です。
※なお、特に注意しますが、以下は【情トラ】の個人的な考えです。モチロン誰にでもオススメできる考え方ではないはずですので。そして、【情トラ】が以下の全てを実践していたわけでもアリマセンので。ひとつのご参考までに。

■基本的な勉強方法について
 やはり過去問の検討こそが王道であり、近道であるのではないかと思います。1年目は、過去問自体がなく、単なる試行テストの問題しかなかったわけですけど、2年目については、1年目の8月/11月の2回分があったわけです。そして、3年目については、それに加えて、さらに2回分あるわけで。まずは、これらをきちんと検討することが必要であると考えます。
 とりあえずは、過去問を「(1)時間を計って解いてみる」こと。そして、過去問に「(2)どのような問題が出されているのか」ということ。それから、過去問で「(3)どれぐらいの点数がとれるのか」ということ。これらを把握しない限りは、先には進めないのではないでしょうか。

 (1)については、時間が足りなければ、早く解答するための方法を考えなければなりません。たとえば、次に掲げるようなケースがあるでしょう。

    • 文章を読むのが遅い。
      • 対策例→ 読書量を増やしてみる。読まなくても解答できるところを読まないようにする(接続詞などで判断する。)。
    • 同じところを2回以上読んでしまっている。
      • 対策例→ 一度読んだところには、自分で決めたルールによって、内容別のマークをつけておく。
    • マークシートにマークするのが遅い。
      • 対策例→ 使いやすい鉛筆を探す。マークの仕方を工夫してみる。
    • スグに解けない問題に拘ってしまっている。
      • 対策例→ 1問に使う時間を決めておく(ただし、1問ごとに時計を確認していたのでは、逆効果になりかねないので、5問ごととか、10問ごとに時計を確認するようにする。)。
    • 慣れていない(!?)。
      • 対策例→ 模試を受けて慣れる。

 その他にもタクサンありそーなのですけど、こうした対策は、過去問を解いてみて時間が足りなくなった人だけではなく、時間に余裕があった人も考えておいて損はないと思います。余裕はあればあるほどヨイはずですしね。

 次に、(2)については、「どのような問題が出されているのか」というレベルに止まらず、そもそも「出題者がどのような意図をもって出題しているのか」というレベルまで自分なりに理解できれば、ヨイのではないかと思います。、、と言っても、「何ゆーとんねん?」ってツッコミが入りそうですので、もーちょっと具体的に提案してみると、【情トラ】は、ただ問題を解くだけではなく、「過去問の類似問題を自分で作成してみること」をオススメします。
 自分が解けなかった問題や、苦手としている問題については、やはり出題者の意図をキチンと把握できていないことが原因となっていることがあるはずです。そのようなときにどうするか。これは、その出題者の立場になって考えてみることが、イチバンの近道ではないでしょうか。出題者の立場になることで、どのような論理構造で解答に辿りついてほしいのか、どのようにして誤った選択肢をマークさせる罠をつくっているのか、その他にも多くのことが理解できるようになると思います。できれば、類似問題を作成してみたうえで、それを知人に解いてもらうこと。そして、きちんと解説してあげること。そこまですれば、バッチリやん!ってなどと考えるのですけど、いかがでしょー??
 ◆【情トラ】作成/問題例
 第1部/Eの年齢は何歳?  第2部/文字はどこにあるか

 最後に、(3)については、何点とれば大丈夫っていう話ではありませんね。志望するロースクールが、適性試験にどれほどの配点をしているかにもよりますし。ただ、やっぱり、志望校の「足切り」だけはまぬがれないといけないわけです。とすれば、気をつけるべきは、単に「どれぐらいの点数がとれるのか」だけではなく、「どれぐらいの順位を確保できるのか」まで気にしないといけないでしょう。もっと言えば、イロイロあるのですけど、非常に細かい話になってしまうので、以下省略。


■模試の利用方法について
 「時間感覚を養うため」にも、「問題演習量を確保するため」にも、ある程度の「緊張感に慣れるため」にも、模試は活用すべきだと思います。ただし、気をつけるべきことは、いわゆる予備校の模試は、それぞれのクセというか特徴があるわけです。ですから、いくつかのトコロを受けるべきではないでしょうか。ひとつのトコロだけしか経験しないことは、視野を狭くするような気がします。しかし、かといって、全てを受ける必要があるとは思いません。
 柱とすべきなのは過去問であって、模試は単なる補助に過ぎないのではないでしょうか。よく「問題的中」などといった宣伝も見かけますが、まったく同じ問題なんてありえないわけです。逆にまったく的を外した問題のほうが(過去問が少ない現時点では)多いのではないかと思います。そうした問題に惑わされないようにしましょーねぇ。


■体調管理について
 最後に体調管理について。この体調管理ってものが、何よりも大事かなって気がします。よく言われていることみたいですけど、「アタマの回転を速くしておく」ことが適性試験には必要でしょう。たとえば、本番のときに眠気が襲ってきたら意味がないっつーことです。それを避けるためには、1週間前には本番当日と同じように過ごすなどシュミレーションしてみて、そこから生活リズムが崩れないように過ごすような心構えがいるのではないでしょうか、ね?
 前日は十分眠るように、プレッシャーに強くない人だったら前々日には十分睡眠時間をとるように。体調管理、ゼッタイ大事のはずでっす。

*1:って、ナンデモいいんですけど。。