第2回「新しい時代の公」を考えるラウンドテーブル

 ラウンドテーブル自体の概要や、詳細な議事録については、次のURLで遠からず公開されるようですので、【情トラ】が気づいたこと、考えたこと(考えていたこと)等々について、メモっておこうかと思います。あくまで、軽い気持ちでですけど。
http://www.pref.mie.jp/shiawase/kentou/index.htm

 ラウンドテーブルへの言及の前に、まずは、【情トラ】初めての津について。
 ラウンドテーブルは13時開始ということだったのですが、津駅に到着したのは、12時ごろ。ついでなので、街がどんな感じか散歩散歩。駅前の地図を見てると、おっ、三重県庁が近くにあるわけですな。では、とりあえず、テクテクとそちらに歩を進めることに。大して時間もかかることなく、道に迷うこともなく、県庁の建物(らしきもの)発見。しかし、そこにたどり着くまで、ナントひとりも歩いている人と出会わず終い。ナゼ、ナゼ? 休日だから、こんなモンなんですかねぇ。ところが、県庁の敷地に入ってみると、駐車場には、たくさんの車、車。満車状態です。おぉ、ここに人がいたのか(!?)
 しかし、どこの県庁でも休日出勤が多いようですねぇ、三重県も例外ではなく。ハテ、きちんと時間外手当は支出されているのか? サテ、家族サービスはどーなってんの? などど余計なお世話を考えながら、県庁をあとに。 でも、近くでラウンドテーブルがあるんだがら、家族連れて、傍聴に行ったらどーですか、ね?(^ー^)
 そのあとは、人が歩いていないんだったら、車はどーだって思って、広い道路を探してみることに。ちょっと離れたところまで歩いていったら、まあ、メインストリート的な道路を発見。自動車が無数に行き交っていました。ナルホド、休日にゃー車移動がほとんどなのかと一人納得(間違っているかもしれませんが。)。
 そこから、なんか大きめの店舗がないかなぁと思い、サティを見つけて、チラッと寄ると、買い物客もまずますの集まりよう。そんなこんなでいたところ、時計を確認すると、もー時間だってなことで、慌てて、また、津駅まで引き返し、ラウンドテーブル会場であるアストホールに到着。


 さて、ここからが、ラウンドテーブルへの言及です(いや、ラウンドテーブルの議論そのものへの言及はないな。。それは、議事録や最終報告がでてからまとめることとします。)。以下は、箇条書きにて。

    • 議論テーマについて。ラウンドテーブルが、「新しい時代の公」推進調査報告書(案)のうち、県への提言“だけ”を議論する場だったこと。事前にテーマは「調査委員会が県へ提言する今後の取組方向、展開について」と示されていましたが、他の論点については、第2回では全く触れなかったことがちょっと疑問といえば疑問でした。これは、先般、平成16年12月14日(火)から平成17年1月13日(木)までの間に募集されたパブリックコメントが、「『「新しい時代の公」推進に向けた検討結果報告(素案)』に対する意見の募集について」として、全般的な内容を対象としたものであったため、ラウンドテーブルも当然に全般的な内容も対象にするのかなと思っていた【情トラ】の誤解によるものかもしれません。しかし、せっかく、パブリックコメントが1月13日までに(少なくとも【情トラ】が出した1件は)提出されているのですから、その意見も議論の対象に含めて欲しかったなーという希望を持っていたことは確か。特に、「県への提言」という意味でも、「もっと県からの規制緩和や権限撤廃に関して、具体的に提言するべきであると考える。」との意見を提出させていただいたわけですから、ちょっとぐらい検討してくれたってイイジャナイと思ったわけです。うーん、ザンネンっ。◆参考 平成17年1月10日/意見提出 - 【情トラ】附゛録゛
    • もうひとつ検討内容について。これも先般のパブリックコメントに関係する話なのですが、パブリックコメントの対象である「『新しい時代の公』推進に向けた検討結果報告(素案)」の5ページにおいて、「『新しい時代の公』とは、現在進められている調査委員会の最終検討の状況を踏まえて、最終案で記述します。」とされていたのですね。つまり、調査委員会の最終検討において「新しい時代の公」の定義(?)について議論するということだと思っていたわけです。モチロン、ラウンドテーブルにおいても。しかし、それは全く触れられず。ラウンドテーブル後の委員のみなさんの検討において議論されたのかな。これについては、傍聴しなかったので【情トラ】はワカリマセン。これまた、ザンネンっ。
    • 資料について。一般からの討論参加者の意見を、事前にまとめて資料として用意されていたことは、非常にヨカッタと感じました。しかし、ラウンドテーブルにおいては、委員の自己紹介とお話に時間を割いていたのですが、これも、事前に資料としてまとめておいたほうがよかったのではないでしょうか。ゲスト・スピーカーのお話は必要だったのでしょうけど、委員のみなさんのお話は、それらが終わった時点で既に1時間経過していたこともあり、ヤッパリ疑問。
    • 議論の進め方について。これは、まあ仕方が無いのかもしれませんが、開会前に、「発言はそれぞれ1分以内でお願いします」とのアナウンスが事務局側からなされていたわけなのですが、どなたも守られていなかったような。。事務局側が、機械的に「30秒経過」、「10秒前」、「1分」といったペーパーを示すなりして、厳守してもらってもヨカッタのかもしれません。まあ、それも、、ねぇ、、ってゆー気もしますが。
    • 県庁内ワーキンググループからの提案について。この提案内容自体は、非常に考えられた内容だと思います。【情トラ】がちょっとケチつけたいことは、先般のパブリックコメントにおいて提出した意見に対しての回答に関して。ワーキンググループからの提案、ありますやんっ! 本日、A3のペーパーで配られましたやんっ!! なぜ、次のような回答をされたのでしょうか??
      • 【情トラ】「なぜ県職員による『庁内検討会』での議論は、公開されていないのでしょうか。県職員による検討・議論も報告して、情報を共有するようにしたほうがよいと意見します。」
      • 対する県の考え方「庁内検討会は、関係する室の実務担当者による作業部会的もので、県としての案をまとめるための資料作成の作業をするためのものです。このため、その場で議論し、何かを決めているものではないので、議事録等を作成しておりません。」
    • NPO活動に関する資金について。NPOは自ら資金を生み出せないという旨の発言があったと思うのですが、本当にそうなのかなって思います。【情トラ】が現場を知らないだけかもしれませんが、どれだけ資金を集める努力をされているのか、まずは、そこからハジメないといけないのではないでしょうか。たとえば、寄付金が集まりにくいことを日本人は寄付に慣れていないからなんていうのではなく、集める努力がまだまだ足りないだけではないかという視点。寄付する側だって何者かもわからないトコロには寄付しないのであって、活動の透明性と、その効果の視認性を高めることが必要なのではないかという視点。そして、第三者から見ても魅力ある活動内容づくりが求められているのではないでしょうか。まっ、スゴク無責任で見当違いの指摘かもしれませんが、やはり何事も自立/自律こそが活動の基本になるはずであると思います。だって、何も公を担うからといって、NPOじゃなければならないってことはないんですよ。「非営利活動を行うNPO」と「NPO活動資金を生み出すために営利事業を行う法人組織」の2本立てをどう上手くデザインし、両活動を循環させることができるか、そーいったことを【情トラ】は、今、考えています。
    • 出席者について。はじめて、三重県におけるこうした議論の場に参加させてもらいましたが、ナントナク感じることは、出席者のみなさんって固定化されてるんではないかということ。いつもの顔見知りって感じがしたのですけど。。何にしても、今、あまり関心がない県民のみなさんにこそ議論に参加するなり、傍聴するなりしてもらうことが、必要なのは間違いないところでしょう(問題もたくさん生じるかもしれませんが。)。ならば、単に張り紙を出しておくだけではなく、アスト津の入り口でチラシ配るなり、オープンスペースに居る方に声をかけてみるなり、休日出勤している県庁舎内で呼びかけるなりしてみてはどうでしょうか? あと、重要なこととして、県議会議員のみなさんには、このラウンドテーブルの開催のお知らせはされたのでしょうか?

 以上、ほとんど何も整理されていない走り書きのメモのようなものですが、忘れないためにも、埋もれさせないためにも、記しておくこととします。