【情トラ】自己確認(簡易版)

 市民生活のあらゆる場面に、行政は関わっています。そして、一般市民や一般企業と比べ、行政が格段に大きな組織であり、高度な専門性を持つ事実は今後も変わらないでしょう。それゆえ、不透明な行政指導や形式的な行政処分が市民の権利を侵害したときに、その不当さを訴えることができる政治家や法曹、そして主体的な行動ができる市民の存在が、今後一層求められると考えられるのです。
 こうした問題意識から、行政とNPOの協働とのテーマに興味を有しています。それも、単なる行政とNPOとの協働ではなく、行政にとどまらない議会議員との協働や、NPO団体にとどまらない個々の地域住民との協働をも見据えて、多面的に検討しているところです。議会議員や個々の地域住民をも含んでこそ、本来的な意味での協働が成り立ちうると想いを持っているわけなのです。
 これらの意識や想いは、私自身の取組みにもつながっています。私は、現在、法科大学院に在籍していますが、これは、行政の専門性に対応して市民を支え、行政に対しても、普遍的価値を持つ建設的意見を提出できる法曹になるため、選んだ進路です。
 また、政と官と民の3者が、相互に助け合うとともにチェックしあう関係を基にして、よりよい社会は築かれるとの想いから、【政・官・民の情報トライアングル】という個人Webサイトの運営にも取り組んでいます。具体的には、各都道府県のパブリックコメントへの意見提出などを通じて、住民と行政と政治との間に、情報の相互的な循環を促す場所を創り、拡げていくことを目的に掲げています。
 以上のような問題意識、想いを持ちながら、様々な世代、立場の方々との有意義で本質的な議論の形成において、その一役を担うべく、努めていきたいと考えております。