自治体におけるパブリック・コメント制度のつくりかた・活かしかた

 10月21日(土)に,兵庫県尼崎市で開催される第4回http://hccweb1.bai.ne.jp/~hcl45701/kansai-houmu.htmにおいて,次の内容で報告を担当させていただきます。
自治体におけるパブリック・コメント制度のつくりかた・活かしかた/PDF

 ご関心がある方は,どうぞご一読いただければ幸いです(このPDFファイルがWebブラウザ上で開かない場合は,リンク先を右クリックのうえ,「対象をファイルに保存」を選択し,ダウンロードされてから,ご閲覧ください。)。
 なお,本報告の目的及びその概要は,次のとおり。

1.本報告の目的
 自治体におけるパブリック・コメント制度に関し,条例に基づく同制度構築及び実施の方法を中心に,具体的な同制度活用の方法も交えながら,いくつかの論点につき検討することを通じて,この制度がもつ「住民自治」に資する可能性を探るための足がかりを提供することを目的とする。
 なお,本報告内容は,地方議会議員の職にある方々から,『パブリック・コメント制度とは何か』,『どういった考え方で審議を行えばよいのか』との照会があった場合に,どのように回答するか」という想定のもとに作成した部分が,多くを占めることをあらかじめお断りしておく。


2.概要
 (1) パブリック・コメント制度とは,何か
 (2) パブリック・コメント制度は,条例として制定するべきか
 (3) パブリック・コメント制度の実施過程において,行政に対し,いかなる義務づけをするのか
    ・予告→案作成→周知→意見受付→応答→案決定→報告→評価というサイクルにおいて
 (4) パブリック・コメント制度は,どのように活用できるのか
    ・住民と自治体の政策情報共有アーカイブとして
    ・自治体間における相互参照のための政策検討資料データベースとして
    ・議会審議活性化のためのリソースとして
 (5) その他

 強調部分において,私なりの独自性を示してみようという想い*1を表してみたつもりです。


 この報告だけで結論めいたものを導き出そうとまでは考えておりませんが,何かしら議論の足がかりぐらいは提供することができれば,と願っています。

*1:それだけでもないのですが。