ファンドレイジングを考えるつどい@大阪府立女性総合センター(ドーンセンター)

 次に掲げる「つどい」に参加してきました。
http://www.bigissue.or.jp/activity/info_080819.html
ファンドレイジングを考える集い IN 大阪 : ファンドレイジング道場
 参加者のみなさんのほとんどは,実際にNPO等の団体で活動されている方であると思われるなか,一個人としての参加。たいへん有意義な時間を過ごさせていただきました。講師の先生,主催団体のみなさん,そして参加者のみなさん,ありがとうございました。


 以下は,講演やワークショップから個人的に考えたこと(のほんの一部)をメモ書き。

  • これまで,日本で善意の資金循環が十分に起こっていなかったのは何故か?
    • これまでは,「義務としての税金を納める」ことで,「行政のみ」が「全国画一的な格差のない基盤の整備」を担ってきたからではないか。「多様な主体」が「地方ごとの事情を考慮した個性のあるサービス」を担うといった社会のあり方ならば,「善意としての資金を寄付等する」ことも行われるようになるのではないか。
    • 善意の資金循環が起こるような「資金や情報の仲介機能*1」が欠如しているとの指摘も。
  • 「メッセージの3階層化」の重要性
    • 「【情トラ】/情報トライアングル/情報循環という取組み」において,メッセージの3階層化を行うとすると,次のような感じか*3
      1. パブリックコメント・リンク集【情トラ】メルマガによって,全国の行政機関が実施するパブリックコメントの情報が得られるという「取組み自体の価値」がある
      2. パブリックコメント実施情報が得られることによって,行政が一面的な視点で立案する政策等に対し,多面的な視点からの意見・検討・知恵を導入するため,住民が意見等を提出するという「住民参加の促進」がはかられる。
      3. 住民参加が促進することによって,日本国憲法92条に掲げられる「地方自治の本旨(住民自治)の充実」がはかられる。
  • NPONGO ボランティア活動を支える包括的な民間大衆募金への試み」について(「http://www.white-ribbon.net/」を題材に。)
    • 民間大衆募金とは何か? ただ募金といっても,さまざまな募金への取組み方・ノウハウ等があるはずである。
      • 単に募金を呼びかけるだけの活動とするのではなく,それぞれの取組み団体が有する募金手法のコンペを行うなどすることによって,ノウハウ等情報共有のための活動との意味合いを加えたらどうか。
    • 素朴な疑問として,募金活動に取り組む団体自身が,募金を行うことはないのか。募金活動に取り組むことの一手法として,自らその活動に対して募金することもありうるのではないか。
  • 「寄付通帳の作成」というアイデア
    • 確かに,自分が「いつ,どこに,どれだけ寄付したのか」を一覧化した通帳があれば,嬉しいかも。献血手帳のようなイメージ?
      • これまで,はてなのサービス上で少なからず投げ銭(なげぽん・はなげ*4)してきたが,現時点では,そうした投げ銭を一覧化してくれるサービスはない模様(なので,自分でPC上に記録してます。)。