パブリックコメント・カレンダー090301

 富山県では、人口減少や少子化、車社会の進展などにより、公共交通機関の利用者数は、ここ15年で4割以上も減少しており、このことがさらに、公共交通のサービス水準の低下を招くなど悪循環が生じる一方で、著しい高齢化の進展により、移動制約者の増加が懸念されています。
 また、昨年7月の東海北陸自動車道の全線開通や、北陸新幹線の開業など、広域高速交通網の整備が進むことに加え、参加・体験型観光の高まりなどの観光ニーズの多様化や、団体旅行から個人・小グループ旅行へのシフトなど、観光面についても大きな変化が予想されており、観光客の受入基盤の整備も必要となっています。
 このような背景のもと、交通事業者や関係機関が連携し、公共交通の利便性の向上や利用促進を図るため、パソコンや携帯電話により、目的地までの乗継情報などを分かりやすく案内する公共交通の一元的なシステムの整備をすることとしています。