パブリックコメント・カレンダー090416

 前 文
 宮城県議会は,これまで,議会改革に真摯に取り組み,議員提案による数々の政策条例を制定するなどたゆみない努力を重ねてきた。
 地方分権改革は,自治行政権、自治立法権自治財政権の確立を目指すものであり,地方自治のあり方が今また大きく変わろうとしている。
 本県議会は,こうした中,自らが持つ権能を最大限に発揮し,知事等と独立・対等の立場に立って県の議決機関としての意思決定を行うとともに,知事等の事務の執行の監視及び評価を行い,独自の政策立案及び政策提言を行うことにより,県民からこれまで以上に信頼を寄せられる議会活動を遂行していかなければならない。
 また,本県議会は,市町村域を超えた広域的な課題への対応を求められる県の議決機関として,広く県政全般の課題を把握し,多様な民意の調整を図り,県政に適切に反映する責務を負っている。その責務を十全に果たしていくためには,議員同士の議論を重ね,本県議会全体としての政策意思を示していくことはもとより,開かれた議会運営を行い,県民との情報共有を一層進めていかなければならない。
 ここに,本県議会は議会の基本理念,議員の責務及び役割を定め,議会と知事等及び県民との関係を明らかにし,県民の負託と信頼に全力でこたえていくことを決意し,この条例を制定する。