パブリックコメント・カレンダー090604

 宮城県では,100%に近づく高校進学率,少子化による生徒減少,高校生の興味・関心の多様化など,高校教育を取り巻く状況の変化に対応するため,平成13 年3 月に平成13 年度から平成22 年度までを計画期間とする県立高校将来構想(以下「現将来構想」という。)を策定し,魅力と活力ある高校づくりを目指して,(1)生徒の多様な個性や特性に対応した魅力ある高校づくりの推進,(2)生徒数の減少に対応した学級減及び学校再編,(3)開かれた学校づくりの推進,(4)男女共学化の推進を基本方針に掲げ,各種の高校教育改革に取り組んできた。
 また,生徒が自らの進路希望や学ぶ意欲に基づき,より主体的に学校を選択できるように,平成22 年度から県立高等学校全日制課程普通科の通学区域の制限が撤廃され,県立高校全課程の通学区域が全県一学区となる予定である。
 なお,平成20 年11 月に宮城県教育委員会が県内の中高生及びその保護者,県民等約9,500人を対象に実施した「高校教育に関する県民意識調査」では,現将来構想に基づく高校教育改革の各取組に対して,全体としてはおおむね肯定的に評価された結果となっている。