パブリックコメント・カレンダー090824

 電気通信事業は、国民生活や産業経済活動に必要不可欠な通信サービスを提供する高い公共性を有する事業であるが、他方、事業者間で相互にネットワーク等を接続して利用者に対しサービス提供を行うことが基本となるネットワーク産業としての側面も有している。このため、ネットワーク等の相互接続は、多数の事業者にとってその事業展開上不可欠となり、円滑に接続可能な環境を整備することは、電気通信市場における公正競争を促進する上で重要な意味を有することになる。
 また、利用者にとっては、事業者間の相互接続により、自らのアクセス回線を収容する事業者のネットワーク内だけでなく、接続事業者のネットワークにまで通信可能な範囲が拡大し、通信サービスの効用を増大させることが可能となるため、円滑に接続可能な環境を整備することは、利用者利便の増進の観点からも、重要な意味を有することになる。