パブリックコメント・カレンダー090924

入学者選抜制度の変遷
 県立高等学校入学者選抜については,教育環境の変化や時代の要請に対応して,これまでさまざまな改善が図られてきた。
 現在の一般入試の基本的な形である調査書及び学力検査の結果に基づき総合的に審査するという方式は,昭和42年度入試から取り入れられたものである。
 昭和53年度入試においては,すぐれた自営者及び後継者の育成を図るとともに,生徒の目的意識を明確化させることにより学習意欲の向上を図ることを目指して,農業及び水産に関する学科の一部で推薦入試が導入され,その後,受検生の多様な能力を多面的に評価するという観点から,その対象学科と募集割合が順次拡大されてきた。
 さらに,選抜方法の多様化や選抜尺度の多元化の観点から,平成6年度入試において,普通科への推薦入試が導入された。また,高校教育の個性化,多様化を図る高校改革の取組の推進に伴い,一般入試における傾斜配点や学校選択問題の導入,推薦入試での口頭試問や英語面接の導入,作文の工夫,第二次募集の全県一学区化などが実施されてきた。
 その結果,現在本県では,推薦入試・一般入試・第二次募集という最大3回の受検機会が設けられ,それぞれ異なる方法と尺度で選抜が実施されている。