【596】心配しすぎ? (12/13 00:40 )

 前回の私【情トラ】の発言は、次のようなことでした。
※「新しい時代の公」といって地域共同体に奉仕するべきとの価値観が“強制”されたりとか、「公を担えない者」が低く見られたりとか、そんなことになったらイヤやなー。

 しかし、ナゼそんなふうに考えたのか?

 思うに、その理由のひとつとしては、報告書(案)をザーッと読んでみたところ、「県の取り組み」って、新しい組織の設置とか、新しい会議の開催とか、新しい事業の実施とか、新しいシステム・体制づくりとか、「メチャクチャ県の仕事が増えてるがなっ」との印象を受けたことに由来するのではないかと。

 これらは、あくまで過渡的なものであって、ダンダンと多様な主体が自立(自律)的になっていくのだとは思いますが、それにしても「0から1にする」取組みが多いのではないかと感じます。

 やっぱり、こうした「0から1にする」取組みには膨大なエネルギーが要るわけですし、そうしたお膳立てで枠組みができあがると「1から2、2から3、、、」と行政が多様な主体を取り込んでいって、逆に関与が増す逆説が生じるかもしれません。
※これが「強制されるのではないか」の部分。

 また、そうした枠組みができあがると、それまで県民を向いていたNPO等の団体が行政ばっかりを向くようになるんじゃないかとの懸念もあるところです。
※これが「低く見られるのではないか」の部分。


 もっと「10から8にする」取組みが多くてもいいのではと思うのですが、そうした規制緩和に関しては、本報告書(案)には具体的な提言はないようです。
※スケジュール上も平成22年度になり、ようやく規制の緩和がなされる予定とのこと。◆報告書(案)P.79から


うーん、心配しすぎですかね?