子どもの王様/殊能将之

 子どもの王様 (ミステリーランド) 子どもの王様 (ミステリーランド)殊能将之
 個人的には、いつも期待をもって読み、その期待に応えてくれるのが、殊能氏の著作です。で、この子どもの王様も(、手放し大絶賛っつーまではないのですが)、かつての子どもの頃を思い出しながら(or思い出させてくれながら)読むことのできた小説でした。いやはや満足です。ただし、だからこそ【情トラ】管理人が小学生だったときに読んだとして、オモシロかったぁと言ったかどうかはワカリません。 なんか、さいごの殊能氏のあとがき『わたしが子どもだったころ』を一番オモシロく読んだかもしれませんねぇ。

願いをかなえるのは
ただひとつの武器
傷口を閉じるのは
キズを負わせたこの槍のみ
パルジファル! 熱くよみがえれ
パルジファル! 至上の奇跡
たたかえ! 神聖騎士パルジファル
<P.234〜235>


※参考※
http://www001.upp.so-net.ne.jp/mercysnow/Books/child_king/index.html