身につくロースクール/準備編3

 情トラの“みにつくロースク”。
 3回目のエントリは、法科大学院入試に向けて、情トラが気をつけたことなど。「パーソナルステートメント(自己評価書)」編です。
※なお、特に注意しますが、以下は情トラの個人的な考えです。勿論誰にでもオススメできる考え方ではないはずですので。そして、情トラが以下の全てを実践していたわけでもありませんので。ひとつのご参考までに。

■基本的な事柄について
 パーソナルステートメントについては、まさにパーソナルなものですので、個々人で取り組み方も書き方も「千差万別」でしょう。だから、あんまり、どうこうしたほうがよいといったことをまとめようがないような気も。 もっとも、無理やりにでも何かを記しておこうとするならば、、、「必ず(!)早めに書き上げて、間をおき、読みなおす機会を2回はとったほうがよい」ということ。2回ぐらいは、客観的に自分で読み直したほうが、きちんと自己を評価する文章になるのではないかな、と思います。

 さらに、もうひとつ。たとえ出願校が求めるパーソナルステートメントの字数が800字程度であったとしても、それを2,000字程度で書いてみるべきだと考えます。また、たとえ出願校が求める字数が2,000字程度であったとしても、それを800字程度で書いてみるべきだと考えます。
 つまりは、こういうことです。

    • 2,000字程度のバックグラウンドも無いようでは、自己評価書の内容は薄いものなのではないか。
    • 800字程度に一度まとめたほうが、伝えたいことの骨子がハッキリするのではないか。

 同じ800字を書くにしても、単に800字の内容をそのまま書くだけではなく、2,000字の内容を厳選したほうがよいでしょう。同じ2,000字を書くにしても、単に2,000字の内容を散漫に書くだけではなく、800字の骨子に肉付けしていくほうがよいでしょう。その意味で、出願校が求めている字数の自己評価書を書くだけではなく、2,000字パターン、800字パターンの2種類ぐらい書いておいて損はないと思うのですが、いかがでしょうか。
 勿論書くときの流れは次のとおりとします。「(1)2,000〜2,500字」をザッと書いて、「(2)2,000字」にまとめ、それを「(3)800字」に更にまとめてみる。このときに、(2)の2,000字のなかで、自ら強調したいことと枝葉末節にすぎないことの区別をつけることができると思います。そして、(3)の800字を基にして「(4)2,000字」をもう一度作成してみる。
 この「字数を削って骨子を明らかにする」方法と、そこから「字数を増やして肉付けをする」方法は、何らか長い文章を要約する練習にも応用できるのではないかと考えます。まあ、「モノは試し」という言葉もあることですから、暇がある方はお試しください。