憲法史研究会

 こないだ知った研究会開催のお知らせ*1。そのテーマが「戦後議会制度の形成/(国会法制定過程に関する)『内藤文書』の発見とその意義」、「橋本行革の『宿題』」だったので、特に後者に関心をもって(、もちろん前者も気になって)、気軽に参加してきました。
 けど、参加者って、ホントに研究者の方々ばっかりじゃないですか!? まっ、アンマリそんなことには気後れなどしない【情トラ】、充分に有意義な時間を過ごしてまいりました。質疑応答においては、やっぱり遠慮しちまいましたけど。何せ「憲法史研究会」ということ、【情トラ】の個人的関心は、その場で議論される観点と異なるものであるだろうなぁという自覚らしきものがあったものですから。
 以下、個人的メモ。

  • 現在の法律や条例立案過程における内部検討資料の作成・保存・公開等々の在り方は、いかにすべきか
    • いつ、どのようにして、どういった人びとに対して、情報公開・情報共有するのか
    • 検討過程において、原案を、どの段階で、どのような経緯で、誰の意見をふまえて、どのように修正することになったのか
    • 現状は、決裁文書に付箋をつけたり、差替えによって、原案修正を行っているのではないか。電子文書化されたときは、そのような過程はどのように変化するのか
  • 「従来の行政改革」は「政策の見直し」であったが、「橋本行革の宿題」としては「政策実施システムの見直し」となるのではないか
    • 【参考】http://wwwsoc.nii.ac.jp/jaspa/
    • 行政組織法定主義は、事前に議会が枠組みをつくるというもの。本来的には、事後的に責任を追及したり、実績を評価したりという在り方もあるのではないか
    • 行政組織編成に関する議論は、中央府省庁と地方自治体の部局編成との対応関係にも着目すべきところはないか
    • 従来の縦割行政から、省庁間横断的イシューへのプロジェクト的対応がなされる今後へ?