パブリックコメント・カレンダー090511

 インターネットは、有用で便利なコミュニケーション手段として、18歳未満の青少年にも広く浸透しており、平成19年3月の内閣府の調査によると、パーソナルコンピュータからでは小学生で約58%、中学生で約69%、高校生で約75%、携帯電話からでは小学生で約27%、中学生で約56%、高校生で約96%が利用している。
 一方、インターネット上には心身が未発達な青少年が閲覧するには望ましくないと考えられる情報が数多く流通している。このような状況において、多くの保護者が、青少年のインターネット利用に関して「有害なサイトへアクセスしたり、犯罪に巻き込まれるのではないか」といった不安を抱いている。今やインターネットは、青少年にとっては当り前の存在であるが、その保護者にとっては、子ども時代には存在しなかったことから、インターネットの利用やその課題等に対する認識不足が、懸念されるところである。
 また、平成20年には、いわゆる出会い系サイトを通じて724名の青少年が被害に遭い、そのほとんどが携帯電話からインターネットにアクセスしていた。また、出会い系サイト以外のサイトを利用して被害に遭った青少年も792名となっている。