裁判員制度キャッチフレーズ募集/Web応募

 先般から募集中の裁判員キャッチフレーズについて、本日がその応募締切だったので、Web上から応募しておきました。その内容は、というと、次のとおり。
「必要なのは、あなたの納得。」


 【情トラ】が(現時点で)理解するところの裁判員って、何も一人で決断を下さなければならないというものではないんですよね。専門家である裁判官がいて、そして、同じ立場の裁判員が複数いるわけなのですし。そのうえで、「事件に関する種々の事実」に関して、そして、「原告側の主張」と「被告人側の主張」について、一緒になって評議しようというものなのですから。
 このように考えると、よく言われるような「荷が重い」といった心配は、それほど気にしなくてもよいのではないかと思っています(、現時点では。)。ナゼって、種々の「事実」や様々な「主張」のうち、どれに私が「納得」できるのか、どれに私は「納得」できないのか、ということについて、真剣に考え(さえす)ればよいのですから。つまりは、裁判員として参加したとき、その評議において、一体どういうことが必要とされるかといえば、次のようなことが言えるのではないでしょうか。
 最終的には何らかの決定をせねばならないが、その決定は、全く何もないところから考え出すものではない。まずは、多くの事実や、多面的な主張があるなかで、それらに対する素朴な疑問を持つことが大切なのである。そして、最終的な決定に至るまでに、抱いた疑問に対して、多かれ少なかれ、その人なりに「納得」をすることこそが必要なのだと思う。
 その「納得」は、裁判官の説明によってなされたものでもいい。他の裁判員のちょっとした意見から得られたものでもいい。自らが考え抜いた結果、たどり着いたものでもいい。
 どのような「納得」であれ、それが、自らに、自らの家族に、知人に、他人に、そして、社会に対して、「私は、この決定に納得しています。」と言うことができるのであれば、充分に裁判員としての使命を果たしたと考えられるのではないでしょうか、ねぇ。


 ところで、Web応募に際して、本当は、もっと長いキャッチフレーズを考えていたのですね。それは、次のようなもの。
「私は解らない、と決めつけていませんか。裁判に必要とされるのは、あなたの納得なのです。」

 ところが、当初、これをWeb上で応募しようとしたところ、なんと、25文字しか入力できないじゃありませんか、オドロイタことに。だって、規約文には、次のように書いているんですよ。

規約文
・応募作品は、自作の未発表作品に限ります(文字数は自由)。
(後略)
http://www.saikousai.com/

 ちょっとぉ、最高裁さぁん。文字数が実質的に制限されてるやん。。まっ、とりあえず、電話で問い合わせ。その内容は、おおよそ次のとおり。

  • 25文字しか入力できないことは、最高裁裁判員制度」キャッチフレーズ募集事務局でも把握していること。
  • 問い合わせがあった場合には、申し訳ないが、葉書で応募していただきたいとお願いしていること。
  • 【情トラ】から「本日締切で、葉書は必着となっていますよね」とお尋ねしたところ、確認いただいて、葉書で応募いただければ、締切日後の到着でも受け付けますとのこと。

 まっ、【情トラ】としては、ニコヤカにお話させてもらいまして、「①とりあえず、確認のため、問い合わせさせていただいただけ」であって、「②キャッチフレーズ応募に関しては、25文字以内で、キレのある、気の利いたものへと考え直します」旨をお返事いたしました。
 最高裁裁判員制度」キャッチフレーズ募集事務局の担当者さんも、イロイロと初の試みで、タイヘンだったのでしょうねぇ。次に同様の募集をされる際には、25文字しか入力できないような仕様にしないことを留意されて置いてください。
 オツカレサマです(^ー^)