裁判員制度キャッチフレーズ募集結果発表
最優秀作は、次のとおり。
「私の視点、私の感覚、私の言葉で参加します。」
よくなくはないのではないでしょうか*1。ただし、このキャッチフレーズで、多くの裁判員制度に参加したくないという人びとに対して、積極的な働きかけができるのか、どうかは、個人的にはウタガワシクナイとはいえない印象*2。
「私の〜、で参加します。」と呼びかけられたからって、「そんなふうに参加したい人は、そんな想いで参加しれくれればヨイけど、あたしゃー参加しないよ」って思っている方々に対しては、まったく届かない呼びかけになるのではないかと(、って、余計なおせっかいですが)、考える次第。つまり、「私」を主語にした点が、個人的にはアマリよくないのではないかといわなくはないトコロ*3なのです。
個人的な思いとして、裁判員制度の趣旨が、国民の主体的、積極的な参加が期待されていることにあるとしても、最も努力しなければならないのは、法曹のほうではないでしょうか。そして、そうであるとするならば、最高裁などから国民に対して呼びかける形式のキャッチフレーズにしたほうが、そういった努力を行うという意思を示すという意味からも、ヨカッタのではないかなぁ〜なんて感じたわけなのですが。
■裁判員制度キャッチフレーズ募集/Web応募 - 【情トラ】附゛録゛*4
しかし、このキャッチフレーズは、今後、様々なPRに使われるとのことですから、まずは世間一般に関心をもってもらう大きなキッカケになることを願っておりますし、最終的には、まさにこの言葉のような「国民の主体的、積極的な参加」が実現することも期待しております。
■google:私の視点、私の感覚、私の言葉で参加します。*5